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東証前引け、欧米株高で一時1万2500円台 利益確定売りも :国内株概況 :株式 :マーケット

 15日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸。前引けは前日比103円44銭(0.84%)高の1万2484円63銭だった。取引時間中として2008年9月9日以来、約4年半ぶりに1万2500円台に乗せる場面があった。前日の欧米株式相場の上昇を受けて運用リスクをとりやすくなった投資家が日本株買いの勢いを強めた。買い一巡後は利益確定売りで上げ幅を縮小する場面も目立った。

 前日の米ダウ工業株30種平均は、米失業保険申請件数の減少や米小売売上高が市場予想以上に伸びたことを追い風に連日で最高値を更新した。ロンドンFTSEをはじめ欧州主要株式相場も上昇し、世界的な株高基調が強まったことで、東京市場でも朝方から主力輸出株から内需株まで幅広い銘柄が買われた

 午前の参院本会議で黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁を次期日銀総裁に、岩田規久男学習院大教授と中曽宏日銀理事を次期副総裁に起用する人事案が可決された。日銀の新体制が決まったことで一時対ドルの円相場は弱含んだが、日経平均の上値追いにはつながらなかった。日経平均は25日移動平均線との上方乖離(かいり)率が一時7%を上回るなど過熱感も出ている。節目の1万2500円に乗せた達成感もあって、利益確定売りに押され一時前日比53円台の1万2434円まで上げ幅を縮小した。

 東証株価指数(TOPIX)は続伸した。ソニーは一部証券会社の投資判断引き上げを背景に一時7%超上昇した。ダイキンは輸出採算の改善期待や空気清浄機の販売増を見込んだ買いが入り4000円台に乗せた。信越化、京セラ、ファストリ、セブン&アイも買われた。一方、環太平洋経済連携協定(TPP)関連とされる井関農や日配飼など農業関連の一角が売られた。菱地所、三井不など不動産株が下げたほか、JT、スズキ、スクリンも安い。

 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2377億円、売買高は17億3328万株。東証1部の値上がり銘柄数は1178、値下がり銘柄数は403、変わらずは116だった。

 東証2部株価指数は続伸した。滝沢鉄、高木、プレサンスが高い一方、朝日インテク、FJネクスト、日精機が安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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